うーん 投稿者:いずみ - 2003/01/28(Tue)
23:19:53 
ミサイルってのは、(近距離での空対空なんかを別にすれば)結局核のキャリアーですから……。
精度がどうとか言う以前に、落ちれば終わり、ではありますね。
しかし逆に言うと、核を除外して考えればいまだに対地攻撃の主力は飛行機ですが。湾岸戦争でも、(AWACSで相手の情報は逐一収集して絶対に負けようのない数を投入する、到底戦闘とは言えない行為であるにせよ)戦闘機が戦っているわけで。
勿論何とかミサイルは使われましたが、それもアラビア海の戦闘艦から放たれたものであって、アメリカ本土から距離を無視して攻撃できる、というシロモノでは無く。
まあ、そのあたりの細かい認識違いはさておき……逆もまた然りなので、これまでアメリカは安全だった。
確かに、それが9.11で変わったのでしょう。
しかし……それを”「2」のパターンの「戦争」でもアメリカに死者が出る”と捉えるのは何かが違うと思うのですよ。
というのも、あのときアメリカは戦争をしていたわけではなかった。
少なくとも旧来の形式においては、ですね。
それが「攻撃」を受けて「死者」が出たことで、アメリカはテロとの「戦争」であると主張して躍起になってこれまでどおりの、つまり「2」の戦争のできる、目に見えて叩ける相手を捜し求めた。
真珠湾も同様の奇襲でしたがそのときには攻撃をしてきたのは大日本帝国という国家であり、それを倒せばもう大丈夫だった。
ならば今回も倒せばいい、そしてアフガンへ、です。
(ちなみにこれは米国政府の外交思考ではなく…上層部はそういう感情ではなく石油を求めてそれなりに冷静に攻撃目標を指定したわけで…、市民レベルの認識を言っています)
そして「悪の枢軸」を名指しし、それをたたきのめそうとしている。
確かにそれはアメリカ国民の理解できる形での「戦争」であり、そうやっていれば安心できるのかもしれない。
かつてはそうやって勝ったから真珠湾に再び攻撃がかけられることは無かったわけですから。
そして従来通りの「2」パターンにおいては、湾岸戦争同様やはりアメリカが死者を出すことは無いでしょう。
「2」で死者が出るわけでは無い。
しかし、いくらそうやっても不安が拭えないのでしょう。それはそうで、本質的にこれまでの戦争を行うことで除去できる危険ではないからです。
ローマ法王の台詞ではないですが、(それこそアメリカに)平和……というかつまるところ安心感をもたらす手段になっていない。
そこのズレに気づいていないことが問題なのではないでしょうか?
「2」の戦争に死者が出る、と認識する限り、逆に言えばその相手を除去すれば死者が出ないわけで、攻撃をしようとするベクトルになるのですから。
「2」の戦争で死者が出た、と認識すれば、その戦争に勝利すれば大丈夫と思ってなにがしかの標的を全力を尽くして叩くわけでしょう。実際そうなっていたし、そうさせようとする気配もある。
しかし本当の危険は、そこからもたらされているわけではない。
邪悪な政治体制が明々白々に目論んでいる危機ではない。
富の偏在やら何やら、そのような問題を解決しなければ根本的に解消しない「敵」なのです。
上手く言えないんですが……。 |