| [196] 学力低下しているのは誰か?
投稿者:teppe
投稿日:2002/01/25(Fri) 08:17:50
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今日の毎日新聞の社会面の記事で、科学・技術に対する18から69歳のアンケート調査に対して、日本の理解レベルが、先進14か国中12位である事が報じられています。
「レーザーは音波を集中することで得られる」(嘘)に対して72パーセントの人が「はい」と答えてたりしてます。
最近の小学生から大学生までを、ある意味でバカにした論調は明らかにおかしいと思っていました。
大学生がバカになったというけど、「大人も含めてみんながね」と思っていました。
僕は、自分より目下の人を攻撃するのは自分に自信がないためだと思っています。
これは僕自身にも跳ね返ってきて、結局こんなことを気にするのは自分が大した事ないからだということになりますが。
でも大学生以下だけをバカにするのは本質的に間違っている。
「理科離れ」は学生の問題ではなく社会の問題である。
と思います。皆さんはどう思うでしょうか?
ちなみに、日本より正答率が低い国が二つありますが、それはギリシャとポルトガルです。
このランキングに見覚えはありませんか?
国債の格付けランキングにそっくりではないですか。 |
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Re: 学力低下しているのは誰か?
投稿者:ま・くべりん - 2002/01/25(Fri)
10:36:51 
激しく同意です。
もはや、自分が言うことは何もいうことはありません。
>国債そっくり
なるほど。
しかし、さすがにそのランキングにアルゼンチンはありませんでしたか・・・。 |
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同意二号 投稿者:桝 飛雄真
- 2002/01/25(Fri) 13:09:19
学力低下(ついでにいえば「モラル」の低下も)ったって、昔の人(年上の人)が今より格段に賢かったり物知りだったとは思いません。
昔に比べて今は、流通している情報の量とスピードが急激に増加したので、その変化についていけない人が増えた、ってことだと思います。
むしろそれは年齢が上の人に顕著でしょう。
自分にできないことを(というか自分達の行動の結果としてできた環境を)年下に押し付けるのは無責任ですよね。
自戒を込めて。 |
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Re: 学力低下しているのは誰か?
投稿者:40代の卒業生 - 2002/01/25(Fri)
22:47:05
ども、お久しぶりです。
少々興味ある話題なので、出てきました。
私、Smithyさんとこで教員やってますが、ここ10年間で、基礎的な学力はわかりませんが、大学生のモノを考える能力は明らかに低下しつつあると思います。
しかし、勉強の仕方や練習次第でそれはカバーできるどころか、はるかに素晴らしい成果を残すことができることは体感してます。
また、娘は中学生ですが、やはり、基礎学力は低下してると思います。
でも、それは、その年代の人たちが、以前のその年代の人たちと比べて劣っているというのではなくて、以前の人たちの教育システムと異なったシステムで育ってきたからなのですよね。
私たちが中学のときと、みなさんが中学の時では、すでにその内容は2割から3割削減されているはずです(たとえば、私は中3の時に三角関数やら数列を勉強しました。もちろん、公立中です)。
そして、いままた、授業時間は大幅に減らされようとしています。
学力の低下は、自然ではなく、必然だと思います。
そして、そのきっかけを作ったのは、ほかならぬ「大人たち」で、桝さんもおっしゃっておられるように、自らの行為の必然的な帰結を見て、あら大変だといっている人たちが、一番のおバカなんだろうと思います。
と、シニカルにつぶやいているのは簡単なのですが、私たちの立場では、他人事ではなくて、お客様に大学4年間でよみかきそろばんの上に専門的な知識をどうやってつけていっていただくかを真剣に考えなくてはならない時期に来ております。
大学に入って、専門的な興味が自発的に出てくるのをじっと待っているだけではなく、積極的に打って出なければ、と。
ついでにちょいとうかがってみたいんですが、みなさんは、大学での勉強に対して、自然と興味を持てるようになりましたか?
そして、勉強しようとしたことに対して、こんなことを中高で勉強できてればよかったな、と感じたことはありますか? |
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Re: 学力低下しているのは誰か?
投稿者:佐々本 一
- 2002/01/26(Sat) 00:35:07
teppe氏の書き込みより。
>「理科離れ」は学生の問題ではなく社会の問題である。
まさにそのとおりだと思います。
私は、知識レベルの低下よりも関心度が下がっていることに危機感を感じます。
同じく25日付の日経でも同じ内容が書かれていましたが、こちらには「科学技術への国民の関心が環境問題を除き十年前よりも低下している」と言うことが最初にかかれています。
興味や関心がなければ、少々システムが良かったとしても、学習効果って伸びないんじゃないかと思います。
勉強に限らず、やる気にならなければ出来るようになれないわけでして。
私はもともとコンピュータへの興味から電気・電子工学への道へ進んだので、大学の勉強そのものにはすんなり興味をもてました。
でも、周りを見るからにそうでない人も多かったような気がします。
大学に限らず、「やる気を持たせる」という観点が教育に欠けている(仮にあったとしても、機能していないように見える)ような気がします。
文部科学省も一番大切なこの部分を教員に押し付けているだけのような気がしますし。
そもそも、子供は親の顔を見て育つわけで、成人式に見られるモラルの低下も、学力の低下も、全ては大人の責任です。
我々の多くも、責任を負う立場にいるわけです。
「最近の子供は、、、」と責任を放棄するのは止めましょう。 |
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Re: 学力低下しているのは誰か?
投稿者:大道 - 2002/01/26(Sat) 01:19:37
「やる気をもたせる」まえに「やる気をそがない」ようにしてもらいたいな、と、思いマス。 |
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Re: 学力低下しているのは誰か?
投稿者:アスタロト - 2002/01/26(Sat)
04:02:08
学力低下ですが、なんだか最近学力の意味を感じなくなってきたので、どうでもいいような気がしてきました。
思うに、平均のレベルは落ちてるんでしょうが、最上位層はいつの時代だって勉強好きで、賢いんだと思います。
残りはきっと、昔から「いかに勉強しないで単位をとるか」がテーマだったんじゃないかな、と。
で、そういう最上位層のレベルで無いと、その学問を社会に生かせないんじゃないかなあ。
むしろ個人的には、何で平均的な学力が低下していることとか、理科離れの進んでいることがそんなに危惧されてるのかな、と。人それぞれでいいじゃないですか。
レーザーが何だとかよりも、カフェオレとカフェラテが実は違うものだったと言う事実のほうが、俺としては気になるところです。 |
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「低下」の意味 投稿者:Smithy
- 2002/01/26(Sat) 05:24:37 
『学力の「低下」』なるからには、何らかの基準に対しての低下という事ですよね。
「その基準をどこにするか」によると思います。
この場合、たいていが、「自分の若い時分」に比較されるのだと思います。
脳細胞の量が格段に変化する事は無いでしょうから、「知識量の低下」を言う場合には、「知識の中身」がそれに当たるのではないかと。
今だって、分野に差異があるだけで、若い人の知識量は多いです。
但し、その知識を「学力的に有用な知識」とされていない。
「基礎的な学力」や「平均的な学力」が、時代や地域によってバラバラなために、一概には言えないと思うのです。
但し、私は、「歴史」や「いわゆる理科」の知識はもっと持つべきではないかと思います。
「歴史」の積み重ねが「社会」ですから、今の「社会」を生きる私達はそれを知らないと。
「理科」は、生活に理科は密接になっているのだから、その基礎的な(あ、また「基礎」だ)関わりや仕組みは知っておくべきかと。
両者も、学問としてではなく、生活に関わるものとしてです。
家の横のマンションを歩いていて、外国人に会うような時代。
生活に、理科によるものが沢山ある時代。
そんな時代だからこそ、社会を生きるために、知っておきたい。
農耕生活時代の、天文とか自然に関する知識と同じではないでしょうか?
「大学」については、また後日。(体力が尽きました…) |
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Re: 学力低下しているのは誰か?
投稿者:Jiro
- 2002/01/26(Sat) 11:51:30
こんにちは。
どこで聞いたか,自分でそう思ったかはわからんのですが,「知らないことは恥ずかしいことではないけど,知ろうとしないことは恥ずかしいことだ」と思ってます。
学力が何かという問題を越えて,何でも当てはまる言葉ではないかと。
この言葉を人に言えるような自分ではありませんが,目標として,気を付けていきたいと。 |
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学力の意味って? 投稿者:アスタロト - 2002/01/26(Sat) 13:18:20
人間の生きられる時間は、大して変わってません。
ただ、昔は知らなくて良かったようなことが、今は知らないといけないことも多い。
モノの数が増えたことでみんなモノの種類を覚えないといけないだろうし、英語が生活に浸透してくることで新しい言葉も凄い勢いで増えてる。
さらに、パソコンの使い方なんかも覚えないといけない。
だから、知らなくても困らない知識に詳しい人が減ってても、当たり前なのかもしれません。
大体「…ぐらいは知らないと」と言うのは、たいていはそのことに詳しい人です。
俺もそうです。
そして大抵は、自分の知らないことに関しては棚上げです。
例えば俺は大学では一応西洋史が専攻で、「国際社会なんだから、基本的な世界の歴史とか文化は最低限知っておかないと」とか偉そうに言ったことがありますが、高校時代に日本史を選択しなかったくらいで日本史には疎いです。
国際社会の割には英語もできません。
にもかかわらずできないことに対しては、もっともらしい理屈をつけてできないのを正当化します。
俺の持論は、「昨日までは知らなかったことでも、知った瞬間からそれは常識」です。
人間てそんなものです。
だから、知らない人をどうこういう資格は誰にもないんじゃないかと。 |
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もう少し補足します。 投稿者:teppe - 2002/01/27(Sun)
03:34:49
昔の人のほうが漢字・ことわざ・自然などにおいて知識が豊富であり、今の人のほうが英語・パソコン(ソフト)において知識が豊富であることは同意が得られると思います。
ポイントは理科の能力が昔の人のほうがあったかどうか。
昔は中3で三角関数をやってたとおっしゃいましたが、今の大人の前で「三角関数」という呪文を唱えると、ほとんどの人が退散してくれます。
うちの塾長(担当:数学)ですら。
ほとんどの人にとって、物理や数学は呪文でしかなかったのではないかと思うんです。
この前の調査結果を見る限り、少なくても大人のほうが理科の常識があるとはいえないはずです。
また「学力」がなくて専門まで追いつかないとおっしゃられましたが、専門の研究においては必要な知識は膨大で、今までの勉強はほんの一端も担えません。
基礎学力はあるに越したことはないでしょうが、数学嫌いの化学の教授はいっぱいいるし、英語は言わずもがな。
結局のところ今の学生に欠けているのは自分の専門に興味を持って頑張る気力ではないでしょうか。
じゃあなぜ今の学生は「勉強しようとしない」のか。
まず、昔からそうじゃん?の一言に打ち勝てるだけの根拠はなさそうです。
だって今の大人も「勉強しようとしない」じゃないですか。
少なくとも電車の中ではそう見えます。
僕には、若い人の理科離れよりも、大人の理科離れのほうが顕著に見えるのです。
もうひとつ、「お客様」が望んでもいないのに、なぜ「専門的な知識をつけて頂かなければならない」のですか?
それは彼ら学部生が就職する上で役に立つのですか?
それなら、彼らはダブルスクール(親の代でしていた人を聞いた事がない)をしてでも身につけようとします。
専門分野で生きていくために必要なのですか?
それならそれを分からせるべきです。
ただし、少なくとも僕の周りでは、研究職には知識より人間性とコネのほうが役に立っています。
それとも楽しさを伝えたいのですか?
自分の話をすると、僕は大学時代はそれなりにまじめに勉強しましたが、それは勉強であって専門の研究とは関係ありませんでした。
化学に対する興味は、結局は実験して沸いてきました。 |
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Re: 学力低下しているのは誰か?
投稿者:40代の卒業生
- 2002/01/27(Sun) 15:27:23
なかなか興味深いご意見、ありがとうございました。
「学力」がどういうものであるかについては、その本質ではなく、「測定できる属性」のみであるとしておかなければいけなかったようです。
私、若干誤解しておりました。
teppeさんが言っておられたのは、理科に関するものだったのですね。
だとすると、tsppeさんの「理科の能力が昔の人のほうがあったかどうか」という問いかけに対しては、「どーもすんません」という他はなさそうです。
星を見て種まきや収穫のときを知り、動物の習性を知って狩りに役立てていた昔は、理科(って言っていいのかどうか分かりませんが)の知識は生きるために必要だったのでしょうけれど。
今の世の中では、少なくとも50、60代の人だってそういった自然とのかかわりは密ではないし、パソコンがなんで動くか分からなくても使えればいいし(使わなくてすませちゃう人も多いですしね)、考えずにすんじゃうことが多いから。
そういう世代の方が理科の能力があるとはとても言えないと思います。
だとすると、なぜ、今理科離れが指摘されるんだろうとも思います。
データの解釈の問題なんでしょうか?
>
まず、昔からそうじゃん?の一言に打ち勝てるだけの根拠はなさそうです。
> だって今の大人も「勉強しようとしない」じゃないですか。
> 少なくとも電車の中ではそう見えます。
>
僕には、若い人の理科離れよりも、大人の理科離れのほうが顕著に見えるのです。
おっしゃるとおりです。
オトナにとって、理科は、ほんとうに生活に関係ない呪文になってますね。
小学生の頃、鉱石ラジオとか電熱線の実験道具に眼を輝かせていた頃はどうしたんだろうという感じです(自戒の念も込めて)。
>
もうひとつ、「お客様」が望んでもいないのに、なぜ「専門的な知識をつけて頂かなければならない」のですか?
えーっと、これについてはちょっと質問。
大学生は専門的な知識をつけることを望まないんですか?
私の領域はビジネス関係なので、折に触れてその重要性というか、仕事する上での意味なんかは話してはいますし、ある意味では事務職には必要不可欠なスキルを提供しているつもりです。
でも、そもそも専門的なことを学ぼうという意欲がないとすると・・・・・
teppeさんのおっしゃるように、専門的な知識を話す前に、その意味を理解していただくという作業が必要なんでしょうね。
うーーん・・・・・
色々考えさせていただきました。
ありがとうございました。 |
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雑考。 投稿者:孝史
- 2002/01/28(Mon) 00:20:25
>なぜ、今理科離れが指摘されるんだろう?
私見ですが、理科離れが問題にされるのは、日本の国の存亡に関わるからではないでしょうか?
ちょっと大袈裟に思えるかもしれませんが、その理由はこうです。
言うまでも無く、江戸時代までの日本は、農民が大半の「農業」の国だったわけですが、日本の国土が、鎖国状態(食糧自給率が100%の状態)で賄える人口の限界は3000万人だったのです。
それが、明治時代から現在に至るまで、産業を興して外国と貿易を行う事によって、この狭い国土に1億2000万人が生活できるようになったのです。
つまり、少なくとも今の日本は、科学技術を基盤とした「産業」の国なのです。
なのに、国民の「理科離れ」が進むということは、国の根幹である「産業」の担い手が減るということでしょう?
そうして日本の「産業」が衰退すれば、外貨を得る事が出来なくなるわけで、外貨を得られなければ、食糧を輸入する事もできなくなり・・・。
日本が、自国の「農業」だけではやっていけない以上、「理科離れ」は重大問題なわけです。
といっても、個人レベルでそんなことを考える人は、まずいないでしょう。
「理科離れ」の原因は、個人の好き嫌いや、得意不得意によるところが大きいでしょうから。
かく言う僕も、「理科離れ」したうちの一人なので肩身は狭いのですが・・・(汗)。
>大学生は専門的な知識をつけることを望まないんですか?
そうですねぇ。学部生に限れば、専門的な知識は二の次かもしれませんね。
むしろ、人間関係を築くこと、様々な経験を積むこと、そして(就職を含め)社会に出て何をして生きていくか、ということの方が重要かもしれません(当然個人差はあると思いますが)。
だから、「専門的な知識の学ぶ意味を理解していただく」というより、40代の卒業生さんが、どうしてその専門領域に興味をもたれたのかを語る方が、学部生にとっては有意義なのではないかと思います。
>余談ですが・・・
もしかしたら、40代の卒業生さんの授業を受けた事があるかもしれません(S先生ですか?)。 |
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Re: 学力低下しているのは誰か?
投稿者:ま・くべりん - 2002/01/28(Mon)
01:01:11 
戦後から現在にいたる日本が製造業を基幹とした産業立国を指向したゆえ、他国に対して科学技術で優位に立つ必要があり、そのためには理系学問の衰退は死活問題であるというのは然り。
しかし、労働力のコストで比較優位がなくなる今後もずっと経済成長を工業製品の輸出による経常黒字に頼っていくのは不可能です。
かつてのオランダやイギリスが良い例でしょう。
ですから、(もちろん知識集約的な面で製造業の競争力を維持していくのは今後の課題ではありますが)、それと同様に第三次産業においてもますます国際競争力が求められるようになると思われます。
特に金融はアングロサクソンに対してボロ負け状態。理系の学問と同様に語学経営経済法律・・あらゆる文系の学問も必要とされていくでしょう。
・・・というわけで、文系の皆さん、頑張ってください。 |
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「専門」の発生と、「学力」の意味と、「理系」への注目
投稿者:Smithy
- 2002/01/28(Mon) 04:39:03 
産業革命の要因には様々な要素が挙げられますが、その1つに「分業」があると思います。
「専門(職:家)」の発達です。
社会構造が複雑高度化する中では、情報(知識)の量は膨大に増加します。
それを個人が全て網羅する事は不可能だから、「専門」が発生する訳です。
専門家が知る事を一般人が知っていたら、専門家の名が泣くでしょう。
私が前述し、
> アスタロトさん が
> 01/26(Sat) 13:18:20
> 知らなくても困らない知識に詳しい人が減ってても、当たり前なのかもしれません。
と書いたように、むしろ当然の帰結だと考えます。
そして、「学力の低下」という場合には、「学力の定義」や「平均の度合い」などが不明瞭です。
これを、とりあえずその場の中だけでも定義しないと、論点は合わないでしょう。
> 40代の卒業生さん も
> 01/27(Sun) 15:27:23
> 「学力」がどういうものであるかについては、その本質ではなく、「測定できる属性」のみである
> としておかなければいけなかったようです。
と、差に納得されたようです。
この辺は結構、考えに差はないと思います。
で、何故「理系離れ」が注目されるのかは、
> 孝史さん が
> 01/28(Mon) 00:20:25
> 日本は、科学技術を基盤とした「産業」の国
と書いたようであるからでしょう。
> ま・くべりんさん も
> 01/28(Mon) 01:01:11
> 知識集約的な面で製造業の競争力を維持していくのは今後の課題
と書いたように、理系も文系も必要とされるでしょう。
…という訳で、理系の皆さんも、頑張って下さい。 |
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大学生と専門知識 投稿者:Smithy
- 2002/01/28(Mon) 04:43:02 
「大学」についてですが、現状の大学自体に無理があると思います。
元としては、大学は「専門知識を得る」ところでしょう。
大学進学率は5割程度でしたっけ?
世代の5割が、学術的な専門家になるというのには無理がありませんか?
既に、大学というのは、専門を目指す人が入学する組織ではないと思うのです。
「とりあえず大学に〜」なんて言葉がある時代ですから。
昔の意味での大学でしたら、今は「大学院」じゃないでしょうか?
今の大学は、「就職のステップ」にすぎなくなっているのです。
だから、
> 孝史さん が
> 01/28(Mon) 00:20:25
> 人間関係を築くこと、様々な経験を積むこと、(就職を含め)社会に出て何をして生きていくか、ということの方が重要
とあるように、「現在の大学」では、学部生は「専門的な知識」をそれほど望まなくなるのでしょう。
旧来の意味で大学に進学する学生を除いては。
そして、それをもって学生を非難するのは間違いだと思います。
何故なら、どうして「専門知識を得る」大学に、それに値する学力を持たない学生が入学できるのでしょう。
大学の数が多すぎます。
簡単に(学生が大学に)入れすぎますし、簡単に(大学は学生を)入れすぎます。
「学生の質が落ちた」と言うのなら、「何故そんな学生を選抜したのか」と言いたくなります。
大学は既に、「専門家になる学生が学ぶ」ところではない、というのが私の見解です。
しかし…、大学が真に「専門家育成の場」であったら、私は大学生になれていなかった? |
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Re: 学力低下しているのは誰か?
投稿者:teppe
- 2002/01/28(Mon) 07:53:34
突然理系だけ、測ることのできる知識だけにしたのはまずかったかもしれません。
卒業生さんは理系の研究者だと勘違いしてたもんで・・・。
言い訳ついでに、理系ではないとおっしゃられるなら、なぜ学力低下の事例に「中三の三角関数」をあげられたのでしょうか。
これはマスコミにも言えることで、なぜか大人は数学や理科を基準に学力低下を語る場合が多く、いつも首をひねっていたのです。
今はベクトルに全く触れない人が増えているということも、あまり大した問題には思えないのです。
だってほとんどの人が触れても全く分からないんだもん。
理科に関しては、今も昔嫌いなやつは嫌いなもんだと思っています。
たぶん卒業生さんを含めた多くの大人が不安視しているのは、むしろ物事を深く考えてそれを他人に伝える力であり、それを楽しむことではないでしょうか。
その能力は人間の考える力そのものであり、しかもそれは今落ちていると僕も思います。
これに関しては、現在が小さなコミュニティーを形成する時代になっている事が大きな背景であると思いますが、そろそろ学校へ行かなきゃ行けないのでまた後で。
ついでに、「ガキが頭悪いしお守りに金がかかって困る」と言う大人の論理は、現代日本のジェネレーションディバイド、つまり同じ仕事をしても50代が20代の倍のお金をもらえる時代を支える論理になってはいないかと思っています。 |
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Re: 専門性 投稿者:40代の卒業生 - 2002/01/28(Mon)
23:55:14
いやー、面と向かわずに議論するのは結構難しいですね。
意図するところをうまく伝えられないというくやしさもあって、もうちょっとだけ・・・・
私が言っておりました「専門性」というのは、学術的な専門性ではありますが、なんていうんだろ、要するに事務系のマネジャーとしての専門性とでもいうんでしょうか、マネジメントをするための知識とかツールなんかを考えてます。
学部を出て、社会人となったときに、マーケティングでも広告でも経営でも会計でも何でもいいんですが、少なくともそれを知っていることで仕事を円滑に行える、という意味での専門性ですね。
理系の領域はよくわかりませんが、文系の専門性は、とりあえずはそこら辺から始まると思います。
明らかにしておきたいのですが、私は、今日の大学生より若い人たちを馬鹿にするつもりも、大学生を非難するつもりもまったくありません。
うまく自分たちの興味を伸ばしていける若い人たちを私はたくさん知っていますし、そうした自主的に伸びていこうとする姿は、たぶん、20年前も30年前も同じように素晴らしいものだと思います。 |
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Re: 学力低下しているのは誰か?
投稿者:kohei
- 2002/01/29(Tue) 02:36:52
いや、なかなかすごいスレッドになってきましたね^^;
本題からちょっとはずれるかもしれませんが、僕の思ったことを。
大学は、「学問」を学ぶところだと思います。
で、「学問」は一般的に就職をして働く上では、まず必要ありません。(研究者とかは除く)
だから、大学で学ぶ「学問」それ自体は一種の"ファッション"であると思います。
では、大学で学ぶ意義はなにか。
それは、「学問を学ぶ」という一連の思考の流れが論理的な思考を養うからである、と思います。
企業の人間も、「大学で学んだことなどなにも役にたたないよ」といいますが(そして実際そのようですが)、そういいながらも大卒の人間を中心に採用活動を行う企業が多いのは、大学での論理的思考(と世渡りのうまさ)の養成に多少なりとも期待しているからなのだと思います。
ちなみに、僕は大学の専攻は、将来の成りたかった研究職につながるもの選びました。
つまり、「学問」の内容で選びました。
ただ、現在は将来その職を目指すかどうか悩んでいますが、今学んでいることの方法論というかそういうものは、どういう職につくにしても有用なものであると思って学んでいます。
ただし、卒論が間に合うか怪しいです(-_-;)
と、だいぶ本題からはずれたましたが、こんなことを思いました。 |
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後半 投稿者:40代の卒業生 - 2002/01/29(Tue)
08:49:49
あれ?書き込みの後半部分が飛んじゃってる!
ので、追加です。
私が最初に申し上げたかったのは、現在の教育システムが、必ずしもそのように伸びていこうとする可能性を促進してはいない、ということです。
teppeさんは、なぜ三角関数を引き合いに出したのか、と問われていますよね。
これは、私が中学で三角関数をやったことを自慢したかったわけではなく(笑)、中学3年で三角関数やら数列までを詰め込まされた時代の人たちと、現在の中学3年生を同じ基準で比べてみても教育内容も量も違うんだから全然意味がない。
つまり、測定可能な点数上での学力は違って当たり前で、その責任は、まさにシステムを変えてきたオトナ達にあるということを言いたかったんですね。
数学を引き合いに出したのは、数学については今と昔の両方を知っているので、単に比較しただけで、理科でも社会でもよかったんです。
でも、こうした詰め込みを「悪」であると断定し、ゆとり教育を進めてきた結果、測定可能な学力だけではなく、teppeさんのおっしゃるように「物事を深く考えてそれを他人に伝える力」までどっかにおいてきちゃったような感じがするのです。
ただ、「測定可能な学力」と「物事を深く考えて・・・」との間に強い相関があるかどうかは実証しておりませんので、私の勝手な解釈ですから、もちろん反論はあると思います。
ただ、幸いなことに、私の周りの学生たちは、非常に向上心が旺盛な人が多くて、なかなか頑張っちゃったりしてます。
で、私は彼らに、興味を持っていただいたうえで、少しでも「専門的知識」をつけて持っていってもらいたいなぁ・・・と考えるわけなのですよ。
それが、教育システムをこのように変えてきた私よりさらに大人たちの仕打ちに対する、せめてものリカバリーのつもりなんですよね・・・。
いらんおせっかいだといわれればそれまでですが。
ま、大学も、きちんとした教育サービスを提供していることを社会に示したいということもありますし、それが大学の生き残りにとても重要だということも確かです。
>孝史さん
B原理でお会いしたのでしょうか?
G計算ですか? |
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本題から逸れて恐縮です・・・。
投稿者:孝史 - 2002/01/29(Tue) 23:10:02
>40代の卒業生さん
受けた授業は、G計算と管理Kです(B原理は韓国出身の方でした)。
うーむ。色々書こうかと思いましたが、少し風邪気味なので今日はこれまで。
皆さん体には気をつけて! |
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Re: 学力低下しているのは誰か?
投稿者:佐々本 一
- 2002/01/29(Tue) 23:42:53
「意欲」に関して思ったことがあるので書いてみます。
何故、意欲が低下したか、の一つの仮説として「大学合格」をゴールとした受験社会の存在があったのではないか、と思うのです。
頑張って受験勉強して、良い大学に受かれば良い企業に入れて良い生活が出来る、というモデルがありまして。そのために受験勉強までは真剣にやるけど大学に入ってからの専門教育に対しては適当になる部分があるのではないか、とは言えないでしょうか?
「入学」がゴールになってしまっているのですから。
これが、大学でちゃんと専門的知識を身につけたかどうか、をその後で問われるんだとしたら状況は一変しているのではないかと思うのです。
最近まではそうでなかった気がします。
これまでのスレッドで言われたように、そうなっていれば大学の数はもっと少なくなったでしょうけど。
最近になってようやく大学で学ぶ専門的知識の必要性に気付き、「入学がゴール」であるモデルの問題が顕在化し始めているのかな、と思います。
「良い会社」や、「良い大学」の定義も難しくなってきていますし、、、。 |
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スイマセン。ほんとにBBSジャックのつもりで書いてます。
投稿者:teppe
- 2002/01/30(Wed) 03:48:30
ほとんど荒らしですね。これ。もう少しだけ続けさせてください。
卒業生さんが若い人を馬鹿にしていないのは文面からにじみ出ています。
ただ今回の僕の不満の中心が、「子供をバカにする大人」にあるため、どうしてもわがまま言ってます。
すみません。
論点を整理したいと思います。
今の大学は、「就職のステップ」にすぎなくなっている(Smithyさん)。
そして、人間関係を築くこと、様々な経験を積むこと、(就職を含め)社会に出て何をして生きていくか、ということの方が重要(孝史さん)というのは、結局就職のためにも学問より重要ということですよね。
結果、「大学合格」をゴールとした受験社会(佐々本さん)ができてしまう。
結果、意欲のない学生がほんとに多い。
ただ、僕が問題にしているのは「昔との比較」なんです。
30年前の学生だって、一部の学生運動をやってるのを除いたらほとんどがモラトリアムの大学時代を送ってたのではないでしょうか。
その前の世代は勉強する間もない食糧難で、ひどい言い方をすれば、そもそも学力というものが分かっていない。
その結果、勉強や考えることを楽しめる人は大人に少なく、それが最初にあげたアンケートの結果に現れていると思います。
「科学技術を基盤とした産業の国」日本の大人は、実は科学音痴が多いのです。
大人はほんとに科学音痴なのか。
科学以外も実は音痴ではないか。
夏目漱石の「吾輩は猫である」に知ったかぶりをして涙を流しながらそばを食べる大人達が出てきますが、日本の大人は「知識」を重んじてばかりで「教養」とか「本質」を語ろうとする人は非常に少ない。
この掲示板にも来る僕の友人から、「国会議員の仕事を外交と治安だけにすれば汚職はなくなる」と言われたことを今でも覚えています。
僕はそれまで、国会議員とは何か、政治とは何かを考えずに国会議員を批判していたのです。
これに限らず、マスコミの議論には本質を問うことが極めて少ない。
そんな大人ばかりではないだろうけど、それを鵜呑みにしている大人が多くなっているように思えるのです。
Jiroさんの名言「知らないことは恥ずかしいことではないけど,知ろうとしないことは恥ずかしいことだ」をはける大人がどれだけいるのでしょうか。 |
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本題から反れますが。 投稿者:佐々本 一 - 2002/01/30(Wed)
23:29:03
>ほとんど荒らしですね。これ。もう少しだけ続けさせてください。
他サイトで本当の?荒らしを見ることがある私から言わせれば、こういう議論は荒らしでも何でもないですよ。
形式を問わず、こういう議論が出来る所って貴重だと思います。 |
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雑レス。 投稿者:孝史
- 2002/01/31(Thu) 13:26:23
>「子供をバカにする大人」
確かに「しっかりしてない大人が子供をバカにするな」という憤慨は、もっともだと思いますよ。
だけど、じゃあ、そういう大人達に対して「教養」や「本質」のわかる大人に今すぐ変わってくれと望んでも、実際のところ、それは難しいんじゃないかなと。
それよりも、いい加減な大人達を「反面教師」とするぐらいの心構えでいた方が、現実的だと思うんだけど。
>「国会議員の仕事を外交と治安だけにすれば汚職はなくなる」
うーん。本当にそう?
誰が言ったのか知らないので(でも恐らく僕も知っている人でしょう)何なんですが、そんなことはないんじゃない?
現に最近のNGO参加拒否問題の背景には、ODA絡みの汚職のにおいがぷんぷんするしねぇ。
おっといけない。お上からお咎めがくるかも(苦笑)。
ただ、少なくとも「利害関係のあるところには汚職は起こりうる」ものだと僕は思っています。 |
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